ラーメンに抱く強い気持ち・強い愛
ひとくちにラーメンと言っても様々な種類がありますが、とりわけ “しみる”という感覚に近いのは醤油ラーメンだと(勝手に)思っています。
出汁の効いた透き通ったスープが、喉を通り胃を通り血液となって身体中に行き渡る快感。
啜れば啜るほど自らと一体化していくような感覚が、醤油ラーメンには特に顕著であるように思えます。
特に呑んだあとの醤油ラーメンは酒場での業を綺麗さっぱり洗い流してくれる、外せない一品です。
おとなの週末今月号では、そんな“しみる”ラーメンを追及すべく、都内近郊のラーメン屋を奔走しています。
麺の太さやスープの色は勿論、煮卵の漬かり具合やネギの切り方まで細かくレポートされており、まるで図鑑のよう。
多様性の極致とも言えるラーメンの歴史について深く知りたいのなら、ちくま学芸文庫の新刊『ラーメンの誕生』がおすすめです。
中国から伝来し、独自の進化を遂げた日本のラーメン。
今や日本の食文化の一翼を担っているといっても過言ではないラーメンの特質を、歴史とともに辿ります。
個人的ベスト“しみる”ラーメンは新宿ゴールデン街の「すごい煮干ラーメン凪」が不動。醤油ラーメンではありませんが…。(ご)
『おとなの週末 2019年2月号』
講談社 刊
定価700円
『ラーメンの誕生』
岡田哲 著
筑摩書房(ちくま学芸文庫) 刊
本体1000円+税
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