永井龍男『東京の横丁』講談社文芸文庫

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永井龍男の随筆集、それだけでそぞろに興味がそそられてくるのはなぜだろう。表題作「東京の横丁」は80歳になってから、自らの若かりし日々と生まれ育った神田の町を綴ったもの。猿楽町、駿河台下、錦華小学校…そこで出会う人々や様々な出来事を通して、龍男少年の成長だけでなく、20世紀初めの神田市井の様子が飾ることなく活き活きと描かれている。
それから関東大震災や文藝春秋社への入退社を経て、33歳から妻子と暮らし始めた鎌倉での日々は、より季節や自然を身近に感じるものであったのだろう。晩年に書かれた「四季雑記」には、東京の頃と違って古都の木花や海の描写も多く見られるようになる。著者いわく「鎌倉新三十六景には、秋の夜風と海の香と、君の肩に染みる夜霧の清涼と、鎌倉にしかないやさしい山並がある。君の乾いた唇を、自然の霊気に湿めし給え。たちまち君の感覚は甦る」、それが新古典派都市・鎌倉である、と。



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