『東京β』変化し続ける東京の一瞬をを文芸作品、映画のなかに発見する

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速水健朗さんの都市文化論。
文明開化、震災、戦災、そして急速な開発。
世界でもっとも変化の激しい都市、それが東京。
だれもが一昔前の町の姿を思い出せないなかで、その一瞬の表情は、文学作品や、映画・ドラマといった映像の中に保存されています。
それを丁寧に紐解いてゆく、力作です。
さらに、色んな本が出てきて、一緒に並べたくなる、本屋の心をくすぐる一冊。
(宮部みゆき『理由』、桐野夏生『ハピネス』を並べました。『下町殺人暮色』出版社品切れ!)

僕も東京が長いですけれども、いろいろと記憶があります。
生まれは、いまちょっととなりで話題の団地(常盤平。団地は憧れのライフスタイル)、仙台に引っ越すも、いろいろあって(はっきり言ってオイルショック)、清瀬市の旭ヶ丘団地(映画のロケ地か!)。その後母方の実家へ間借りし、小学、中学時代は港区、わが心の本屋は山陽堂さんと方円堂さん(骨董通り、今はない)。ピーコックの並びの都営アパートがあって、そこで絵を習ってました。僕は私立なんてもってのほかの公立組だったけど、よく思い出してみると国立とか名門私立にいってる生徒が結構いたな、、、)中学クラスは先生の白金のアトリエ(というか自宅)に通うことになり、渋谷から田町行の都バスに乗ったのを懐かしく思います。そのころ白金(三光町)って陸の孤島。。。その後、残念ながら大坊珈琲店に一人で入る年齢になるまえに、バブル崩壊にともない(東京が唯一人口を減らした80年代後半)田園都市線沿線に転居(ありがち)、勤め人になってからは職場のそばに部屋を借りる方針で小竹町とか西日暮里とか千駄木に住んでいます(朝日新書『東京どこに住む?』の記述と一致!この先東に引っ越せば更に!)
なんか時代におもいっきり流されているなと、我ながら思います。うちの親はミーハーなのか?
そもそも青山の実家(母方)だったところも東京オリンピック(前回のよ!)の道路拡張でで移転してきたところだし。もっと言えば父親、満州の引き上げ者だし!歴史におもいっきり流されてる。。。。

てなことを、読んでいる人がそれぞれ思い出すのが面白いのではないかと。
オススメです!

カテゴリ: 東京の本

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