奮闘日記 (2001/01/15)

 年越しの風景


 この年末も休み無く営業した往来堂。始めてのことでどんな様子か興味のあった私も 年越しの瞬間店におりました。そこで気づいたことを少々。

 クリスマス前から売上は上昇。児童書が好調でした。雑誌をまとめて買っていくお客 さんも増える。前倒しや合併号の発売もありますから。顔ぶれではお父さんと子供と いう組み合わせが多い気がしました。さては大掃除をサボってきたか、それとも邪魔 だと追い出されてきたか。ゆっくりしてらっしゃい。

 さらに年末も押し迫り雑誌の発売も終わってしまうと良く売れるのはテレビ雑誌ばか り。代わりに書籍が元気になってきたような感じ。いままであんまり売れないなぁ、 こりゃ失敗だったと思っていた棚から二冊三冊とまとめて売れていく。約十日間入荷 か無いから終いには売る物がなくなるかと思いましたよ。(ちょっとオーバーか)と にかく、まとまった時間があれば本を読みたいと思っている人がちゃんといるという ことを改めて感じた次第。でも普段は時間が無くて本なんか読めないとも言える。そ んな中に食い込んでいけるのか?それとも普段から本に時間もお金も割いている人に もっと沢山買ってもらえる工夫のほうが大切だろうか?

 それにしても最後の数日は堅い本が目立っていました。ひょっとしていつもと違うお 客さんが少し遠くから来てくれていたのでは。もしそうなら前段の疑問とも関連して 、今後店を伸ばすためにやるべきことは…。

 年明けはさすがに閉店時間を早めました。(1日19時、2,3日20時)が、中に は恨めしそうな顔をなさるお客さんも。雑誌売っといてなんですがテレビつまんない から、特に正月は。大晦日より三が日の夜のほうが重要かな。と、これは来年への課 題。

 なんだか推量ばかりになってしまいましたが店に立ってるとこんなものです。今年も 試行錯誤の連続でしょうが、一つ決めたのは「今年は自分で舵を切る」といこと。注 意しないと自分で決めているつもりがいつの間にかそうでなくなる。今年も往来堂を どうぞよろしく。

  ●千駄木 往来堂書店
  ●笈入 建志 (おいり けんじ)