漱石全集を買った日

漱石全集を買った日
漱石全集を買った日

読書家、本の虫、活字中毒などなど、本を愛する人の呼び名は様々ですが、こと古書においては“患者“や“感染”など、病的な表現で自虐的にいわれることが多いように思えるのは気のせいでしょうか…。

夏葉社の新刊『漱石全集を買った日』は古書店主とそのお客さんによる対談をまとめた本です。
お客さん側の清水さんが古書の沼にハマってゆく道筋を入手順に並べられた本棚を眺めながら辿り、古書という底なし沼の深さを測ろうとする一冊。
ひとりの作家を全集で味わう喜びや、店前に出された均一台に関することなどなど、古書店初心者から玄人まで楽しめる話題が展開します。
年の差を感じさせないフレンドリーな語り口は、店の奥で古書店主と常連さんが喋っているのを棚ひとつ挟んでついつい聞き入ってしまうような、ちょっとした古書店体験が味わえます。盗み聞きと他人の家の本棚を覗き見する二つの罪悪感に苛まれつつ…。

装幀も玄人好みな雰囲気で、新刊なのにどこか古書的な手触り、佇まい。
天アンカットもカバーなしもいい味が出ていて素敵!
一度手にとってしまうと買いたくなってしまいますので、お気をつけて。(ご)


『漱石全集を買った日』
山本善行 清水裕也 著
夏葉社 刊
本体1300円+税



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カテゴリ: 本の本,本の紹介

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