元日にNHKラジオで放送された「高橋源一郎の平成文学論」で取り上げた本の一部

元日に放送された「高橋源一郎の平成文学論」で取り上げた本の一部。ほかにも『苦海浄土』や『野川』(品切)『何者』『東京プリズン』など

就活生たちは、忖度の最たるものリクルートスーツをなぜ着るのか、そして演じ分けられる「キャラ」がデフォルトになった日常を描く『何者』(朝井リョウ・新潮文庫)。
テロ対策の進んだ近未来で、暴力の源泉は我々に内在する「器官」なのかと問う『虐殺器官』(ハヤカワ文庫)
平成の終わりに改めて天皇の戦争責任を問う『東京プリズン』(赤坂真理・河出文庫)
老いをテーマに据えた『野川』(古井由吉)は残念ながら品切れですが
『献灯使』(多和田葉子・講談社文庫)は間もなく重版分が入ります。
福島第一原子力発電所の事故を予見するものとしての水俣病を描いた文学『苦海浄土』(石牟礼道子・講談社文庫)はノーベル賞もの。
なんと言っても売れているのが
マニュアルを完遂することによって社会の部品であることを感じ、「生」の実感を得ることができるという『コンビニ人間』。
部品や歯車にされてしまう=人間性の疎外という概念の一歩先。

文庫本で平成を振り返りましょう。
(お)



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