『枯木灘』中上健次

中上健次の書く物語は、血縁や土地への差別など、ドロドロとした呪縛的要素の中に、本当に透明な、水の雫が一滴あるような感じだと思います。ㅤ『枯木灘』でも、主人公・秋幸が土方として自然と対峙しているときの文章は素晴らしく澄んでいます。だから尚更、人間たちの営みがぐっと現実的に、重々しく迫ってきます。ㅤこの本の最後のワンシーンが衝撃的で、読んだ直後、しばらく動けなくなりました。(本当に!)ㅤ自伝的要素の強い物語の中に、社会や民俗学的なものを入れこみ、圧倒的な強度に仕上げる中上健次の文業は惚れ惚れしてしまいます。ㅤ『枯木灘』を読んだ方には、その前編である『岬』、後編である『地の果て 至上の時』もおすすめです。(いぬ)ㅤ『枯木灘』中上健次・著河出文庫・刊740円+税
中上健次の書く物語は、血縁や土地への差別など、ドロドロとした呪縛的要素の中に、本当に透明な、水の雫が一滴あるような感じだと思います。ㅤ
『枯木灘』でも、主人公・秋幸が土方として自然と対峙しているときの文章は素晴らしく澄んでいます。だから尚更、人間たちの営みがぐっと現実的に、重々しく迫ってきます。

この本の最後のワンシーンが衝撃的で、読んだ直後、しばらく動けなくなりました。(本当に!)

自伝的要素の強い物語の中に、社会や民俗学的なものを入れこみ、圧倒的な強度に仕上げる中上健次の文業は惚れ惚れしてしまいます。ㅤ『枯木灘』を読んだ方には、その前編である『岬』、後編である『地の果て 至上の時』もおすすめです。(いぬ)ㅤ


『枯木灘』
中上健次・著
河出文庫・刊
740円+税





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