【D坂文庫アーカイヴスその10】『死の棘』島尾敏雄

【D坂文庫アーカイヴスその10】『死の棘』島尾敏雄
『死の棘』島尾敏雄 新潮文庫

砕け散ったあとの、愛の底の物語

「だいたいいつも『死の棘』は鞄に入れている」と言うと、たいてい「げっ」という反応をされます。
『死の棘』は夫に浮気された妻が怒りと嫉妬から精神に変調を来たし、狂女へと変貌を遂げていく様子を事細かに描いた絶望の物語、あるいは恐い妻の物語、というのがだいたいのイメージだと思います。確かにそうかもしれませんが、よくよく読んでいくと読後感はとてもユーモラス。緊張感とユーモアのバランスが絶妙。トシオさんはミホさんの心が癒えることを願って書いたんだなという気持ちになります。ミホさんと石牟礼道子さんの対談『ヤポネシアの海辺から』や、ミホさんがその後を書いた『海辺の生と死』もおすすめです。



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【今年もやります、D坂文庫】
夏に開催予定だったD坂文庫は11月に開催します。
今回もミロコマチコさん描き下ろしの文庫カバーを製作中。9月中に先行リリースします!
開催に先駆けて過去のD坂文庫から作品を紹介します。ご参加くださったかた、ありがとうございます。
(なお、肩書はご執筆当時のものです)

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