【D坂文庫アーカイヴスその6】『夕暮まで』吉行淳之介

【D坂文庫アーカイヴスその6】『夕暮まで』吉行淳之介 #ohraido
『夕暮まで』吉行淳之介 新潮文庫

何よりも魅惑的な空虚

80年代初頭に「夕暮れ族」という言葉があった。中年男と若い女のカップルを指しているが、同名の愛人バンクもあったりして(のち、摘発)、ちょっとした流行語になった。その元になったのがこの小説である。古書店で最も値のつかない吉行の小説であり、評価も低い。しかし私はこれが好きだ。鼻白むような男女の会話がたくさん出てくるが、その趣味の悪さ、何よりも圧倒的な空虚感がすばらしい。ほんとうに、ガラーンとして何もない小説。そこがいい。バスが走る冒頭の3行を読んで、すぐに好きになりました。(北條一浩/ライター・編集者・古本ナイアガラ)



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【今年もやります、D坂文庫】
夏に開催予定だったD坂文庫は11月に開催します。
今回もミロコマチコさん描き下ろしの文庫カバーを製作中。9月中に先行リリースします!
開催に先駆けて過去のD坂文庫から作品を紹介します。ご参加くださったかた、ありがとうございます。
(なお、肩書はご執筆当時のものです)

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