森まゆみさん&南陀楼綾繁さん

谷根千の森まゆみさんと、不忍ブックストリートの南陀楼綾繁さんの新刊を仲良く並べてご紹介です!


谷根千の森まゆみさんと、不忍ブックストリートの南陀楼綾繁さんの新刊を仲良く並べてご紹介。春風のような2冊です。

森さんが日本に暮らすイスラームの人たちに次々会って、その生活や考えを、聞き、書くことは、はるかな時空の中のひとつの点を掬い上げて伝えてくれるようなぬくもりがあります。森さんの本はいつも、大切なメッセージと一緒にポワンとまるいあたたかいものを届けてくれるのです。
震災のときの大塚モスクのことは、
『震災日録―記憶を記録する』森まゆみ著/岩波新書/820円+税
で読んでいました。
以前、大塚に暮らしていたので「あ、あのモスクだ」と思いました。そこには人がいつも集まっていて、いろんなイベントをしているようでした。遠くからなんとなく親しみを感じていましたが、9.11のあと、住みにくくなってしまったのではないかと前を通るたび思っていました。そして3.11のときの被災地へのボランティアのことを森さんの本で知りました。
『お隣りのイスラーム』を読むと、イスラームの人(ムスリム)にとって、国とか人種などはちっぽけなことで、私たちの隣人として日本で暮らしていることがわかり、恥ずかしくなります。イスラームの人を通して、日本が見えてきて、私自身の頭の中が見えてきます。今、もしかしたら、皆さんがぼんやりハテナマークのまま頭の隅っこで考えている日本人の働き方や暮らし方のこと、この本のなかにヒントがあるみたい。


南陀楼さんは、本好き女子に個人的な悩みとか毎日とか人となりを聞き、その背景(これまでの人生や今)を手繰り寄せながら、女子たちに本を3冊ずつ処方しています。ほんとうにまるでお医者さん。町医者の南陀楼さんが本好き女子たちを回診し、そこでの談笑の様子も目にに浮かびます。
そして、一人ひとりの本好き女子に共感し、優しい気持ちになります。
この本を読んだら、忙しさでごまかしている自分の悩みにふと向き合い、女子たちの悩みにうなづき、すでに心は軽い。あとは処方された本を読もう。
悩みや病気を治すことって、ただ出すことなのかもしれないな。
これ、もっとシリーズとして続いて欲しいな。じわじわ効きます。

『お隣りのイスラーム』
森まゆみ 著/紀伊国屋書店/1,700円+税

『本好き女子のお悩み相談室』
南陀楼綾繁 著/ちくま文庫/780円+税

(ま)



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