犬は人間の魂の伴侶

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「ソウルメイト」/馳星周/集英社文庫

7つの家族と犬の物語。
チワワ、ボルゾイ、柴、コーギー、ジャーマンシェパード、ジャックラッセルテリア、バーニーズマウンテンドッグの7犬種の性格や特徴がストーリーの中にうまく盛り込まれているのは、愛犬家著者ならではのこだわりを感じる筆致。
以前は夜のネオンを愛してやまなかった著者が、一転、愛犬の療養のために軽井沢へ転居(実録は別刊「走ろうぜ、マージ」に詳しく)。その経験が元となっている物語や、他、震災レスキュー犬をテーマにした話など、全編にわたって犬への愛が溢れ、想いがひしひしと伝わり涙を誘います。
軽井沢の情景-特に冬の-描写の美しさにも、魅せられます。

うまくいかない家族関係、病気、孤独・・・寂しさや、どうにもできないダメな部分も、犬はすべてを理解してくれる”魂の伴侶”。
「相手がだれであれ、どんな関係であれ、人間同士の愛情の間には打算が生じる」(文中より)けれど、犬と人との間には、他の種族感には存在しえない深い絆が生まれる。
犬がそばに居てくれることの喜びと安らぎをたっぷり感じて、温かさに包まれる一冊、とことん癒されます。

第2弾「陽だまりの天使たち ソウルメイトⅡ」/集英社も今月下旬発売予定です。是非!(長)

カテゴリ: 本の紹介,いぬ部

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