あなたの本の読み方は?

あなたの本の読み方は?
津野さんといえば、歩きながら本を読んでしまうすごい人というイメージがあるけれど、気づいたら最近その習慣がなくなってたという記述がある(壱 の 路上読書の終わり)。その理由は本書を読んでいただくとして、現在はスマートフォンの「ながら歩き」で起こる事故が問題になっていますね。鉄道会社なんかがやめましょうって宣伝している。
 スマートフォンのほうが本よりもより周りが見えなくなるのでしょうか。津野さんは歩きながら読んでも周りへ注意を払えるのが「路上読書」であると言っています。
 ところで私は自転車で通勤しており、できるだけ車道を走っているのですが、いろいろな事情で歩道に上がるときもあり、そんなときは極力ゆっくりと走っています。それでも前からスマホを見ながら歩いてくる人とはうまくすれ違うことができず、「前見て歩けよな!」などと、一日3回はイラッとしています。
 昨晩も店からの帰り道、何人かの「ながら族」をイラッと避けて、さらにもう一人向こうからやってくる若い男、前見て歩けよな!と思ったらその人が見ているのはスマホではなく文庫本でした。夜12時ごろですよ。よく文字が見えるなと感心するとともに、路上読書する若い人に遭遇し、出版業界の未來は明るいと思ったとか思わないとか。
 路上読書のクセをなくした津野さん、新しい読書のクセはなんと机に向かってきちんと腰掛けて読むこと。これによっていままで読めなかった吉田健一の文章が読めるようになったとか。読書と身体の関係は常に変化し続けるのですね。

9/4(金)に津野海太郎さん、南陀楼綾繁さんによるイベントがあります。

カテゴリ: 本の紹介

往来堂書店

最近のお知らせ