往来堂ジャーナル#2022/11/1(007)

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 ◇◆◇ 往来堂ジャーナル#2022/11/1(007) ◇◆◇

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こんにちは。往来堂書店、笈入建志です。

書籍の紹介文は「版元ドットコム」から引用しています。
ほしい本があり、往来堂書店のレジにてお取り置きをご希望の方は、書籍名、お名前をこのメールへのご返信でお知らせください。
お取り置き期間は1週間です。

今週も面白そうな本がいろいろ入荷していますよ。

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PayPayで文京区の商店街を元気に!!
第1弾 最大10%戻ってくるキャンペーン
2022/11/1→2022/11/15
最大上限:5000円相当
※実施期間内においても、予定額に達し次第、終了予定です。

第2弾 最大30%戻ってくるキャンペーン
2022/11/16→2023/1/10
最大上限*20000円相当
※実施期間内においても、予定額に達し次第、終了予定です。
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本は地元で買いましょう。
そうしないと、子供たちが普段行ける場所に本屋がない街になってしまいます。
住んでいる街に本屋があるからこそ、自分の好きな本を自分から読む人間が生まれるのだと思います。(笈)

■■■売れてる本 2022/10/26-28■■■この欄では、当店で売り上げが記録された本のみ、ご紹介しています■■■

【新刊】
『なめらかな社会とその敵』
鈴木健/ちくま学芸文庫
9784480511201 本体 1,400円 発売日 2022/10/08
「敵はあなたかもしれない」
来たるべき300年後の社会を実行可能な形で構想した画期的試論、ついに文庫化!
複雑な社会を複雑なままで生きるにはどうすればよいのか――。
これが本書の中心にある問いだ。
生命の起源から説き起こし、細胞の膜と核の問題が社会制度と地続きであることが、最初に示される。
社会の〈なめらかさ〉とは、膜の機能を弱め、諸物が連続的なつながりをなすネットワークへと開いていくことにほかならない。
それは、情報技術の支援の下、貨幣・投票・法・軍事というコアシステムの変革によって実現される。
近代のメジャーバージョンアップだ。
巻末には、原著刊行後に顕在化した問題を俯瞰する新論考を付し、本書の現代性と可能性をあらためて照射する。
歴史的な閉塞感の中に生きる現代人にとって、本書は希望の書でありたいと願っている。
――「はじめに」より


『スピノザ』
國分功一郎/岩波新書
9784004319443 本体 1,280円 発売日 2022/10/20
哲学者とはいかなる人物なのか。
何を、どのように、考えているのか。
思考を極限まで厳密に突き詰めたがゆえに実践的であるという、驚くべき哲学プログラムを作り上げたスピノザ。
本書は、難解とされるその全体像を徹底的に読み解くことで、かつてない哲学者像を描き出す。
哲学の新たな地平への誘いがここに!


『僕の樹には誰もいない』・・・ただいま売り切れ中(再入荷までしばらくお待ちください)
松村雄策/河出書房新社
9784309030777 本体 2,000円 発売日 2022/10/22
音楽評論家・松村雄策が闘病中にタイトルを決め刊行を進めていた10冊目のエッセイ集。
ビートルズをはじめとしたミュージシャンへの思いや、身辺雑記まで収録。
【著者】
松村 雄策 (マツムラ ユウサク)
1951年東京生まれ。雑誌「ロッキング・オン」創刊に関わり、編集部を経て、歌手デビュー。『UNFINISHED REMEMBERS』他の作品を残し、文筆家として長く活躍。2022年3月12日、永眠。


『オールド台湾食卓記 祖母、母、私の行きつけの店』
洪 愛珠(著/文),新井一二三(翻訳)/筑摩書房
9784480837233 本体 2,200円 発売日 2022/10/26
台北・迪化街、地元・蘆州、香港、東南アジア……各地の食べ物や買い物をめぐる祖母、母、私の思い出。
台北文学賞を受賞した話題のエッセイ、待望の邦訳刊行!


『運動しても痩せないのはなぜか』
ハーマン・ポンツァー(著/文),小巻 靖子(翻訳)/草思社
9784794226020 本体 2,700円 発売日 2022/10/14
1日の総消費カロリーは、
運動しても増えていなかった!

人類進化と代謝の最新研究が、長年のダイエット論争に決定的データを突きつける。

カロリー消費を正確に測る新しい技術のおかげで、近年、代謝科学の常識が覆った。
「1日の総消費カロリーは運動しても増えない」ということが明らかになったのだ。
つまり、運動したところで、それだけで痩せることはない――。

しかし、だからといって、運動なんか意味がないということには決してならない。
逆に、運動しても1日の総消費カロリーが増えないからこそ、
運動は必ずしなければならないものだということがわかるのだ。

運動しなくても、1日の消費カロリーは減らないのだから、余ったカロリーは
別のことに使われているはずだ。これが体に良くないことを引き起こす。
余ったカロリーの使い道として、もっとも身体に悪いと思われるのが「炎症」である。
本来であれば必要のないところで、余ったカロリーは炎症を起こす。
これがアレルギーや関節炎、動脈疾患のほか、さまざまな「現代病」の原因と考えられるのだ――。

先進国の都会人から、サバンナに暮らす狩猟採集民、さらにはチンパンジーやオランウータンなどの類人猿まで、
数多くの対象のカロリー消費を測定してきた進化人類学者が、
ダイエット論争と人類進化というまったく違う領域の謎に、常識を覆す答えを提示する。

※結構本格的な翻訳ノンフィクションです。2700円かー。気になるなー(笈)


『わたしは「ひとり新聞社」』
菊池由貴子/亜紀書房
9784750517674 本体 1,800円 発売日 2022/09/27
《そうだ、大槌だけの新聞をつくろう!》
町民の、町民による、町民のための小さな「大槌新聞」10年の奮闘記
———————-
自分が生まれ育った町に何の関心も持たず、文章もろくに書いたことがない引っ込み思案な「わたし」。
震災を機に踏み出した、町と自身の再生への道のり……。
被災地復興の光と影、真のメディアとジャーナリズムのあり方を忖度なくあぶり出した、自伝的ノンフィクション。

※異常に読みやすい文体が不思議な1冊。新聞の文体なのかしら。(笈)


『縄文論』
安藤礼二/作品社
9784861829307 本体 2,700円 発売日 2022/10/21
芸術の起源にして社会の起源に立ち還り、人間の思考と表現のあり方を相対化しつつ新たな創造と思索の地平を切り拓く!
人間の思考と存在の起源!
『縄文論』として一冊にまとめられたこの書物は、人間にとって原型的な存在の在り方、原型的な思考の在り方、原型的な表現の在り方を問うたものである。
人間の根源、そのはじまりの場所を問うた書物である。
同時に、それは「私」というこの固有の存在の起源、そのはじまりの場所を問うた書物ともなった。
なぜわれわれはこのように在り、このように思考し、このように表現しているのか。おそらく、そうした巨大過ぎる問いに、明瞭な答えなど出せるはずはない。しかし、そうであるがゆえに、あるいは、そうであるからこそ、人間は問うことやめることができないのだ。狭義の批評とは、そして広義の表現とは、そのような営為であったはずだ。
(「はじまりの場所へ――『縄文論』序」より)


『10品を繰り返し作りましょう』
ウー・ウェン/大和書房
9784479785699 本体 1,600円 発売日 2022/10/19
これだけマスターすれば家庭料理は大丈夫。一生役立つ料理術
「10品をきちんと作れるようになれば、100品だって作れます」と言うウー・ウェンさん。
そんな魔法のような料理のコツを、豊富なカラー写真とともに紹介。
本書で取り上げる10品は、仕事をしながら2人の子どもを育ててきたウー・ウェンさんが、プライベートで長年作り続けてきた料理です。
材料も道具も最小限で作りやすく、とてもおいしいのが魅力です。
季節の野菜でアレンジができるから、一度覚えてしまえばレパートリーは無限大。
なぜその手順が必要なのか、どんなふうにすればラクに台所仕事を進めていけるか、なども合わせてお伝えするので、読めば自然に料理の勘所が身につきます。
10品を、焦らず、ていねいに。
一生ものの、おいしい家庭料理のはじまりです。



【準新刊】
『星旅少年 1』
坂月さかな/パイインタ-ナショナル
9784756256492 本体 1,000円 発売日 2022/04/22

公開書店営業#1パイインターナショナルさんの巻でこちらの本をご紹介いただきました。(なにしろ最初ということで、私の不慣れな進行で、お聞き苦しい点もありますが、ご容赦ください)
ポッドキャストはこちら
https://twitter.com/i/spaces/1zqKVPQBeXMJB


#2はライツ社さん、#3はサンクチュアリ出版さんが来てくださいました。
#7まで予定が決まっています。
#4 11月8日(火)21:00 エクスナレッジさん
#5 11月22日(火)21:00 ナナロク社さん
#6 12月6日(火)21:00 評論社さん
#7 12月13日(火)21:00 青幻舎さん

出版社の皆様、往来堂におすすめの本がありましたら、ぜひご連絡ください。(笈)



【準新刊】9784909125385 本体 3,000円 発売日 2022/07/20
『ワイン知らず、マンガ知らず』
エティエンヌ・ダヴォドー(著) 大西愛子(翻訳) 京藤好男(監修)/サウザンブック社

自然派ワインの巨匠と社会派バンド・デシネ作家、異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ。
フランスでは累計27万部を売り上げ、およそ14言語で翻訳出版された話題作が待望の邦訳化。

本作品はワイン造りの約一年を追ったドキュメンタリーで、小さなエピソードを積み重ねるように描かれている。
本書のタイトルの直訳は「無知なる者たち」。
これはワインに無知な漫画家の作者と、漫画には縁遠いワイン醸造家という二人の主人公が念頭に置かれている。
副題には「相互教育の物語」とあるが、漫画家はワイン造りの現場を、ワイン醸造家は出版の現場を知ることにより感化を受け、世界を広げることを示唆している。

フランス北西部のロワール地方。
ワイン造りに興味を持った漫画家のエティエンヌ・ダヴォドーは、ワイン生産者のリシャール・ルロワに、一年間の密着取材を依頼する。
エティエンヌがワイン造りを学ぶ代わりに、リシャールには出版界を案内するという代替案を提示。
それが「相互教育」の道を拓くことになる。

言うまでもなく、フランス・ワインの品質は世界最高峰を誇り、伝統の製法が今も息づいているが、一方で中小の生産者は、安価な新世界のワイン(チリ、アメリカ、オーストラリアなど)の台頭に苦戦を強いられている。
大量生産するためには除草剤と農薬を大量に必要とするが、すると土地は荒れ、ワインの質は年々劣化する。
それを補うためにワインに細工をする、という悪循環を生んでいる。

そんな中、リシャールが実践するのは「ビオ・ディナミ農法」という有機農法の中でも過酷なもの、言わば自然との共存を図る農法だ。
化学肥料も除草剤も一切使わず、瓶詰めの際に必要な保存料もゼロにする徹底ぶり。
だがその現場は、まさに自然との格闘の場だ。エティエンヌは冬の剪定に始まり、春の棚づくり、夏の除草作業、夜中の肥料まきなど、葡萄栽培の熾烈な現場に身を置きながら、次第に自然、そしてワインを敬う気持ちが芽生えてくる。

一方のリシャールは、エティエンヌから大量のBDを読むことを要請される。
BDとは「バンド・デシネ(Bande dessinée)」の略称で、いわゆるフランス・ベルギーを中心とした地域の漫画のことである。
日本語のニュアンスで理解される「漫画」とは異なり、フランスでは「9番目の芸術」と認識されるほど、社会性、芸術性に富んだ作品も多い。
様々なBD作家たちとの出会いの機会を得ることで、リシャールもまた、抽象的な概念を具体的な絵で描く作業と、土地の様々なファクターをワインという生産物に仕上げることの共通性に気づくなどして、ワインが芸術であることの認識を深めていく。



【準新刊】
『未来をつくる言葉』
ドミニク・チェン/新潮文庫
9784101042411 本体 550円 発売日 2022/08/25
哲学、デザイン、アート、情報学と、自由に越境してきた気鋭の研究者が、娘の出産に立ち会った。
そのとき自分の死が「予祝」された気がした。
この感覚は一体何なのか。
その瞬間、豊かな思索が広がっていく。
わたしたちは生まれ落ちたあと、世界とどのように関係をむすぶのだろう――。
東京発、フランスを経由してモンゴルへ、人工知能から糠床まで。
未知なる土地を旅するように思考した軌跡。


【文庫売上ベスト10】
売上期間:2022/10/23 ~ 2022/10/29
1 9784480438317 『神田神保町書肆街考』 鹿島茂  筑摩書房
2 9784480511201 『なめらかな社会とその敵』 鈴木健  筑摩書房
3 9784480438454 『ゴシックハート』 高原英理  筑摩書房
4 9784480438409 『高峰秀子ベスト・エッセイ』 高峰秀子  筑摩書房
5 9784122072688 『シーソーモンスター』 伊坂幸太郎  中央公論新社
6 9784101035413 『暇と退屈の倫理学』 國分功一郎  新潮社
7 9784122072725 『うぽっぽ同心十手綴り』 坂岡真  中央公論新社
8 9784575513448 『告白』 湊かなえ  双葉社
9 9784267023408 『私の好きな孤独』 長田弘  潮出版社
10 9784101007144 『近代絵画』 小林秀雄 新潮社
1~4位がちくま文庫というのは、なかなか面白いですね。2位は単行本が出たときにずいぶんと盛り上がったのことを記憶しています。5位は中公さんの新しい試みの一つ。6位は売れ続けます。8位は呪術廻戦のマンガ家さんによる限定カバーの効果か。10位はD坂文庫2022以来、当店の定番となりつつある評論です。

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